日本の都市部では、めったに見られない在来種(ここではニホンタンポポと総称します)に対して、空き地や、道路脇などあらゆるところ、冬を除いて、あらゆる時期に観察できるのは外来(帰化)種タンポポです。
帰化種タンポポにも大きく分けて二種類あります。
- セイヨウタンポポTaraxacum officinale Weber
- アカミタンポポTaraxacum laevigatum DC.
純粋な外来種だけではなく、外来種と在来種の交配による雑種が拡がっていることが最近の研究でわかってきています。
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セイヨウタンポポ
T. officinale |
アカミタンポポ T. laevigatum |
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セイヨウタンポポの種子は灰色 |
葉の切れ込みが深く、種子が赤茶色なのが特徴
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セイヨウタンポポは札幌農学校創立当時、ブルックスがアメリカからサラダ用にもちこみ家庭菜園に栽培したのが始まりだといわれている。または、北海道にジャガイモが導入された時(1874年)に一緒に侵入したともいわれている。いずれにしても北海道に最初に入ったことは確かで、はじめはアメリカタンポポといわれていた
(タンポポの観察と実験:山田卓三著より引用)
実際、ヨーロッパではタンポポは食用とされているようで、私も実際に食べてみました(^^;
葉の苦味がサラダとしてなかなかイケました。また、ベーコンと炒めても美味です。
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